遊び場づくりから学んだこと

カテゴリー │ 遊び場づくり

こんにちは!

昨日無事終了した森とまちの遊び場。
4日間の遊び場を、
子どもたち以上に、
私も参加した大人たちも楽しんでしまいました^_^

さて、この企画、
地域に子どもたちの遊び場、居場所があれば、
学童保育だけに頼らず
(何らかの理由で学童保育を利用できなくなっても)
安心、安全な放課後を過ごせるのでは?!
という実験の場でもありました。

浜松市は、放課後児童会に利用するために、
なかよし館を全館廃止しました。

また「児童館」という、
18歳未満のすべての子どもが利用できる居場所(遊び及び生活の援助と子育て支援をする)も
浜松市には4箇所しかありません。

ちなみに東京都は、
611箇所(平成26年度5月)


学童保育の場所を兼ねている施設もあるようです。

学童期の子どもたちの居場所が
浜松市はなぜこんなに少ないの?


という疑問もありますが、
私たちが今できることを考えながらの、
トライでした。

実際にやってみて気が付いたこと。

タテヨコナナメの関係性が大切

ではないか…ということです。

【タテの関係性】
異年齢で生活、遊びを通して
下の歳の子は、上の歳の子を真似、
上の歳の子は、下の歳の子の面倒をみる。

絵本作りや料理の時、上の歳の子をよく真似ていましたし、
移動の時は、下の歳の子をよく面倒見ていました。





大人側は何も言わずとも。

【ヨコの関係性】
子ども同士、やっぱり刺激があるんでしょうね。
遊び場で経験したことが、
家での生活繋がりました。

年長の娘、1人でお味噌汁とおむすびは作るようになりました。

留守番することは無いですが、
私が風邪などひいて寝込んでも、
ご飯は食べれそうです!






【ナナメの関係性】
親子だとどうしても甘えがち。
他の大人といると、自立して頑張る場面を
多々見ました。

お母さんが買い出しに行ったり、
弟妹のお世話をしたりしている間、
掃除など率先してやってくれました。





これらの関係性は、親にとってもすごく大切だと感じました。

乳幼児期までは、
親の意見が主体で子どもと関わると思います。
親が行きたいところに子どもがついていったり、
親の友だちの子ども同士で遊んだり。

だから、
親の理解できる範疇で、
親がコミュニケーションとれる相手との関係性の中で
子育てできる
のかなと思います。

一方、小学生になると、子どもの意思が出てきて、
気持ちを主張できるようになりますよね。

子どもが遊びたい場所、
子どもが遊びたい相手。

それらに戸惑う話を、よく聞きます。
場所地域関係なく行き来できるようになり、
(私自身そもそも保育園が町外)
乳幼児期に色々な情報と多様な交流ができるようになった現代。


私が子どもだった頃は、
たぶんまだ働いてる親が少なくて、
親に地域コミュニティがあった。
というか、ほぼ地域にしかコミュニティがなかったのかもしれない。


親に「◯◯ちゃん」といえば、
「◯◯さんちの娘さん」って言えましたから。
良し悪しはまた別としても、
何かあったら親同士、話ができたり、
親子間で共有できたりしたんだろうなと。

今は、学童期になると、
親の知らないところで、
親がコミュニケーションとれない相手
(価値観が違う場合もあるでしょう)との関係性の中での子育て
に、
乳幼児期から急激に変化して、
親の方が困惑するのかもしれません。


今回の遊び場の中で、子ども同士の関係で娘が少し戸惑う場面があり、
相手のお母さんと色々話し合いをしました。

私自身、すごく安心しましたし、
娘とも色々話ができました。
『色々な想いや考えを持っている子と友だちになりたい。』という娘。


『もし友だちとケンカになったり、
戸惑うことがあったりしたら、
どうしたらいいか一緒に考える』


ことにしました。

その経験は、親も子どもも一緒に遊んで、
相手の子のことを良く知っていたからできたこと


親子間で共有できたからできたこと


親同士、企画運営を通して、コミュニケーションを常にとっていたからできたこと

ではないかなと思いました。

トラブルは避けたいもの。
でも、
本来多様である個性をそれぞれ尊重し、
子ども同士人間関係を築くために、
親が何をできるかを考えるきっかけ
を戴きました。


「体験」「経験」
というキーワードは、夏休みになると
そこここで聞かれます。

それらは、
子どもだけのモノではないでしょう。
親子間だけのモノでもないと思います。

自身の子ども、他の子ども、親。
みんなでやってみて、
失敗したり、試行錯誤したりして
大切なモノを得ることができました。

遊びの専門家ではなく、
料理の専門家でもなく、
福祉の専門家でもない。

親が地域でやってみると、
こんな遊び場がつくれました!!

これからも何らかの形で、
継続できたらと思います。
子どもたちのリクエストもあるので…^^

参加した子どもたちの成長を、
これからも見守り続けられたら良いなぁと、
心から思います。

遊び場にきてくれた親子のみなさん
森を案内してくれた木こりさん
協働センター、市民協働課のみなさん
遊びに来てくれた大人のみなさん
取材してくださったメディアのみなさん
応援してくださったみなさん
一緒に企画運営してくださったお母さんたち!

本当にありがとうございました!!

今回のことを生かし、
またさらにパワーアップして
安心して働くまちを目指し活動していきます!!















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