母親が安心して働けるまちへシフトするために

働く母親の一人である私が直面した課題から、浜松市の学童保育を考える会を発足しました。
浜松市の学童保育を知りたい!小1の壁を乗り越える方法を知りたい!
母親が働くことをもっと前向きにとらえたい。
「母親が安心して働けるまち、浜松」を目指して活動しています。

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小1の壁について、 仮説を立ててみました。

こんばんは!村田です。

先日、ある大手企業の方から、

小1の壁

についてのご質問を戴きました。

「保育園」のことは話題になりやすいのですが、

「学童保育」のことは、特に企業側の視点からはなかなか話題になりにくく。。。

ですので、今回とても驚きました。


「学童保育」の課題が共有されにくい理由の1つとして、

「男性が小1の壁を実感しにくい」

からでは?

ふと感じました。

子供会もPTAもほとんど女性が今まで担ってきた役割。
小学生の生活に関して、男性が主体的に関わる時間が少なくて、

企業の人事担当や部のリーダー、経営側であることが多いであろう男性が、
女性が抱えている「待機」だけじゃない
様々な小学生期の両立課題を

理解しにくい環境にあるから…なのかなと仮説を持ってます。

保育園問題は、男性上司にとって
「育児休業」絡みで目に見えやすいと思うのですが、
「小1の壁」や「小3の壁」はわかりにくいのではないのでしょうか。

逆に女性リーダーは、小学生期の両立の難しさを知っていらっしゃると思います。

今回ご質問下さった方が女性でしたので、
もしかしたら…と感じ、こんな仮説を立ててみました。


「小1、3の壁」は女性社員の課題だけではなく、
男性の働き方に繋がる部分もありますし、
人材不足が大きな課題となる中、
次世代を担う子どもたちの学校外の場のことや過ごし方について、
企業側の視点も今後重要になるのでは?


と考えています。



別れと出会いの季節

こんばんは!
村田です。

週末、卒園式がありました。
先輩ママたちからも泣けるよーと聞いていたし、
絶対泣く!!と思っていましたが、、、やっぱり号泣でした。

仕事と育児の両立に迷いながら過ごした日々や
先生に励ましてもらったこと、
子どもたちの行事での姿や
同じクラスのママたちと語り合ったこと…

色々なことを思い出して、胸がいっぱいに。

4月から、同じクラスの子たちやママたちに会えないんだと思うと、、、
本当にさみしいーーーー。

0歳から6歳の時期に一緒に過ごした先生、友だち、ママ仲間って
特別だなぁと改めて思いました。

あと2週間で、いよいよ保育園生活もおわり。

後ろ髪を引かれてますが、小学校生活に向けて、準備を進めます!!


4月2日~は、小学校入学より先に、学童保育へ。

実は、民間学童保育、繰り上げ合格しました。
(予測通りといえば予測通り。)

小学校に併設されている学童保育を第一志望だとすると、
民間学童保育は、滑り止めで考える人が多い。

というのは、今までいろいろな民間学童保育さんから聞いてきた情報。
それを目の当たりにしました。


公設の学童保育を選ぶ方が多い理由としては

・学校内にあって行きが不安でないから
・周りのお友だちの多くがいっているから

という点が挙げられます。

行き返りが不安という声、やっぱり大きいです。
また、そもそも民間学童保育自体が少ないので、多くの学童保育利用者が
公設の放課後児童会に通っています。
仲のいい子と放課後過ごしたい!!という子どもの気持ち、とっても理解できますよね。


我が家が民間を選んだ理由は、

・小規模だから
・できる限り学校の外がよかった
・18時以降も利用できる
・給食がある
・学校の振替休日も開設している

という点からです。

公設の放課後児童会も受かっていたので、娘と相談して、娘が選びました。
子どもの人数が少なくて、のんびりした雰囲気が娘にとってはよかったようです。

学校で過ごす時間より長い時間を過ごす学童保育。
私たち保護者も、そして子どもも「自分が過ごしたい!」と思える場所にいられるといいなと思っています。

ただし。
再来年、娘がココで過ごせるかは別問題。
毎年更新制というところが、「壁」の一つにもなっていますよね。

とりあえず夏ごろまでは、小学校生活と放課後生活になれるように親子共々チャレンジ!
そして、夏ごろからは再来年どうしていくか、を考えていこうかなと思っています。

私自身の仕事も大切にしたいなと思っていますが、
娘の人生は娘のものなので、娘が主体的に生きていける環境を一緒に探していきたいなと思っています。

ということもあって、春から娘は動物関係のボランティア活動をスタート!
(娘の夢は、飼育員さん、動物のお医者さん、動物博士なのです笑)
小学生になると、親の出番が本当増えるなぁと感じています。

放課後(土日含め)は、預けられるだけじゃなく、
子ども自身の可能性を伸ばす時間、体験する時間、新しい出会いを生む時間…
になったらいいなーと願っています。

さあて、どんな小学校生活がスタートするでしょうか。
ワクワク、ドキドキです。

学童保育落ちた!!そして考える、今後のこと。

こんばんは!
村田です。
遠州のからっ風が厳しい一日でしたねー^^;

この春から、いよいよ私も小学生母。
長女が小学校へ入学します。
色々情報調査して、発信して、たぶん誰よりも準備してきたと思いますが、、、

なんと!!

行きたかった民間学童保育!
落ちましたーーーーーー!!!!!!

あ、でも、公設の学童保育、いわゆる放課後児童会は、もちろん入所可。


(浜松市内の放課後児童会は、低学年ほど優先度が高いので、新一年生であれば
 どんな働き方でも、条件さえクリアしていたら入所可能です。
 待機児童で問題になっているのは、3年生以上がほとんど)

がしかし、当の本人が、ボイコットしております。

良いか悪いか、長女も次女もいろいろな放課後の過ごし方を見てきて、
めちゃくちゃ自由で楽しい放課後の過ごし方をしているお姉ちゃん、お兄ちゃんをたくさん見てきています。

(川辺でそり滑りしてるとか、木のブランコで遊ぶとか、手作りおやつ毎日とか、大好きな工作を熱中できる環境とか)

もちろん、娘の学区の放課後児童会の先生方がご尽力いただいていますし、
通っている先輩お母さんからも、とっても先生方がよくしてくださっていることを聞いています。

ただ…大規模なんです。。。
(先生にとって不可抗力。。。)

長女が、その環境がとても苦手なのです。

何事も経験なので、行ってみたら楽しいかもしれない。

でも。

よく考えれば、

・小学校生活。。。初めての経験。
・引っ越して半年。近所に友だちがまだいない。
・6年間過ごしてきた保育園のお友だちと全員お別れ。
・。。。本人が行きたいと強く希望していた学童保育へは行けない。

という、環境ががらりと変わる生活の中、「がんばれ、がんばれ!」だけで良いのかなぁと思っています。

・いやいや、行けれるだけ幸せでしょ。

という意見もあるかなぁと思います。

・贅沢な悩みだよ。

という意見も。

でもそれって本当に贅沢でしょうか。

学童保育は多くの子どもにとって「行かされる場所」です。

まぎれもない事実。
ある支援員の先生に言っていただき、ハッとしました。

先輩お母さんからよく聞きます。

・子どもが児童会に行きたがらない。
・子どもが好きな子と一緒に放課後遊びたいと言っている。
・子どもがおうちでのんびり過ごしたいと言っている。
・子どもが学校でも頑張って、なんで放課後も頑張らなくちゃいけないの?と言っている。

と。


子どもにとっては「行かされる場所」。
だからこそ、保護者がしっかり腹に落とし込んで、「放課後をどうするか」を考える必要があるし、
大人たちは、「放課後の過ごし方」に真剣に向き合う必要があるのではないかと、改めて思います。

・仕事を辞める?
・働き方を変える?

という意見もあるかもしれません。

確かに、それもきっと一つの答え。

でも、「子どものために仕事を辞めること」だけが正解だとは思っていません。

我が家にとっては、私が働くことで望む家庭生活ができています。
私が働くことによって、主人のプレッシャーを分け合えたり、
子どもたちへの選択肢を広げる環境を整えたり、
働いているからこそ「できている」こともあるのです。

正直、どんな選択をしていこうか、今家族と一緒に悩んでいます。

その中で、今日、地域で高齢者向けのサロンを開設されているNPO法人を訪問してきました。
子どもも一緒に、サロンに混ぜていただけないか、のお願いをしに。

トライアルで3月の土曜日にまずやってみようかというお話になりました。

「学童保育」としてではなくて、もう少し気軽に

「友だちのおうちに寄る」「近所のおじいちゃん、おばあちゃんちに遊びに行く」

そんな感覚です。


働き方改革、複業、、、今まで社会に根付いてきた仕事の「やり方」「価値観そのもの」も大きく変わっていく現代です。
子どもたちの放課後、、、も、変えていきたいなと思っています。

だって、子どもにとって子ども時代は、二度と戻ってこない瞬間だから。
大人の働く環境を変えることも大切だけれど、
子どもたちの環境だって大きく変えて、
彼女、彼らの生きる道を、一大人として応援したいなと、強く強く思っています。

サウンディング型市場調査について思うこと

寒中お見舞い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、年末に出た「サウンディング型市場調査」

こちらで提示している業務委託仕様書(対話用)の内容と
方法に疑問があって、
行政と事業者だけで進んでいくことにとっても不安感を感じています。

業務委託仕様書(対話用)


疑問①
業務委託仕様書(案)の中に、放課後児童クラブ運営指針が入っていない

小学校でいう学習指導要領のようなもの。学習指導要領を知らずに学校運営はしません。
関係者だったら必ず知っていて、学んでいて、外せないはずのものなんですが・・・

疑問②
発達障害の子どもたちや外国人の子どもたちの情報公開されていない

配慮の必要な子どもたちや個性や環境にあった支援が必要な子どもたちの人数を把握しないまま
事業を受ける可能性がります。
民間の習い事など、『配慮の必要な子どもを受け入れない』と表だっていわなくても
『断られる』というのと同じことが、起こる可能性は0ではない?!

疑問③
そもそも制度の根本が変わることについて、利用しているお母さん、お父さん、支援員の先生方は説明受けてる?

知らないうちに事業者(社長)変わってたら、不安じゃないですか?
前より絶対よくなっているはずだってどこで判断します??

疑問④
私たちの意見は??

民間事業者の意見だけじゃなくて、当事者の意見は必要ありませんか?
アンケートとか不要??
税金を使う事業ですよね^^;

ということで私の考え

サウンディング型市場調査の運営体制をちゃんとしてほしい!!



委託先の事業者が、それぞれの特性を生かしながら
質も担保されていて、
安定した事業運営をしてもらえるように
「仕様書」をきちんとつくる必要がある

と行政の皆様も、思って企画した調査のはず。

サウンディング型市場調査を経て、学童保育の委託者を決めること。
こうした試みは、全国的にみても浜松市が初めてなんじゃないかと思います。
とってもチャレンジングなことをしていて、
色々なところから価値観を入れて事業を展開していってくださろうとしていることは
ありがたいなと感じますよね。

だからこそ、いい調査にしてもらいたい。
事業者ではない私たちは、意見交換の場には参加できないので、
現運営体制そのものについて、意見を出してみようかなと、
今回ブログにしております。

保育園が増え、子育てと仕事を両立する環境が整ってきていますが、
小学生になっても
子どもが健やかに育ち、笑顔で楽しく生き生きとしていられる場があるからこそ、
就労継続ができます。




さてさて、どうやって当事者の声を伝えていくか…
作戦練り直します!!

…ヒトリゴト…
それにしても仕様書(案)を見る限り、
事業内容は膨大だし、
関係各所の調整は必要だし、
保護者への説明責任はあるし、
責任も取らなくちゃだし、
委託料は事業終了後に一括支払いだし、
103か所一括で事業するには、
事業者自体が相当大きな組織(資金力と人材)じゃないと担えないのでは?!
と感じます。
再来年、本当にどうなっているのでしょうか。

…ヒトリゴトその2…
委託金とかどうなるんだろう。
国から出ている補助金でとってないものもあったと思いますが…。
浜北区や三ケ日引佐細江、天竜区、も関係してくるでしょうか。




2017年振り返り!今年もお世話になりました!!

こんにちは!
村田です。

あっという間に一年の最終日。
今年を振り返りたいと思います。(ようやく…苦笑)

今年の特徴は、

・自主開催以外の場で『学童保育』について話させていただいたこと
・「選挙」関連で取り上げていただいたこと

課題として社会から意識してもらえなかった数年前と比べれば
はるかに関心を持っていただけている!!
ありがたいです。

また、自治体、国の「重点政策」となっていると認識できるかなと思います。
(これを追い風に、働く母親、父親にとって、そして子どもにとって加速しなくちゃですね^^)

それからもう一つ、今年の特徴は…

・「私自身」を取り上げてくださったこと(恐れ多い)

私自身の経験を話させて頂いたり、
生まれて初めてTVカメラに密着されたり、

私の経験なんて話していいのかなという不安がとっても大きかったのですが、
キャリアも能力も無い私でも社会に声を届けることができるんだから、
一緒にがんばろうねってことが伝わっていたら良いなぁと感じています。


一方反省として、ちゃんと文章化して振り返られていないイベントやセミナーが多々…><…
来年は、開催報告を文章化すること!!もタスクに入れたいなと思います。

ーーーーー
【2017年配布実績】
5月 小1の壁の乗り越え方チラシ
(浜松市内保育園、幼稚園 10,000部配布)

【2017年セミナー・イベント実績】

1月22日 
 子育てと仕事のバランスを考えよう
(学童保育の今と新しい働き方)
 主催:株式会社週休3日

2月4日
 あなたの思いが30日で実行できる講座 
 主催:NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ

6月4日
 浜松市の学童保育の実際と働き方との関係について
 主催:株式会社週休3日



6月25日
 小1の壁を乗り越える~今知っておきたい、浜松の学童保育の話~
 自主開催



8月12日
 森とまちの遊び場 コドMOトナ 自主開催







8月13日~15日
 森とまちの遊び場 コドMOトナ 自主開催







11月25日
 NAOTORA女性サミット分科会(NPO法人浜松男女共同参画推進協会)
 主催:NAOTORA 女性サミット実行委員会


11月26日
 小1の壁を乗り越える~今知っておきたい、浜松の学童保育の話~
 自主開催



12月2日
 働く女性の仕事と生活の調和を支援するには 
 主催:みらいネット浜松




12月10日
 配慮の必要な子の放課後を考えるシンポジウム 
 共催:アクティブ、浜松市の学童保育を考える会



【メディア掲載】
5月24日 中日新聞 「HPで学童保育情報」

5月27日 静岡新聞 「入学前の備え呼び掛け」

6月20日 静岡新聞 働き続けたい 両立の壁(上)育児 親子が安心な放課後に

6月21日 読売新聞 「預け先見つからず退職 安心の子育て 第二部学童保育」

6月22日 静岡第一テレビ news every 「学童保育の待機児童問題」

8月14日 静岡新聞 「自分だけの絵本づくり」(森とまちの遊び場コドMOトナ)

8月21日 ケーブルテレビウェンディ「自分だけの絵本をつくろう」(森とまちの遊び場コドMOトナ)

11月9日号 静岡新聞びぶれ 「私らしく輝くために。NAOTORAサミット」

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来年は、浜松市の学童保育が大きく動き出す一年になりそうです。
私もいよいよ「小学生の母」になります。

また皆様と一緒に、「お母さんが安心して(子どもも仕事もどちらも大切にして)働くまち」を目指していきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

よいお年をお迎えくださいませ。